おはなしのね。制作実例④

昨秋の入り口頃から絵本制作を進めてこられたのはsakkoさん。

京都wonderlandで開催された拙著絵本『どっさりおやさい』(福音館書店こどものとも年少版)の原画展&トークにいらしてくださったご縁からで、制作はzoomでのセッション3回とlineでのやりとりをこまめにはさみながらの進行でした。

「いつか…」と夢見てこられたことを、いつかじゃなくて「今」に! とふみだしかたちにした絵本。制作期間はこれまでのなかでも最短でしたが、sakkoさんの強い意志と想いがほんとうにすばらしかった!


”はじめまして”の方の創作に寄り添うこと。
セッションは対面でなくzoomを利用した”画面越し”だったこと。
今回はそんなふたつのチャレンジをおかげで経験できました! sakkoさんありがとう。

想いは、そして、心からの深い対話は、画面越しでもできることが分かり、「おはなしのね。」を提供していくうえでの自信になりました。遠方の方もどうぞ気兼ねなくお問い合わせください!

さてsakkoさんの絵本。以前から気になっていた、第一資料印刷株式会社の「ガップリ!の絵本」を利用した、それは立派な上製本(ハードカバー)仕上げです。
印刷データの作成(スキャンからデータ制作、入稿、校正)はわたしが代行。このまえに、第一資料印刷のNBD事業部(ガップリ!を運営)を訪問し、色々と教えていただいたり進め方について打ち合わせをさせていただけたことも、とってもありがたかったです。


完成した絵本タイトルは『おもいはめぐる

めぐるそのまえ、たちあがったsakkoさんのおもい。
めぐらせるその手より放つまえ、sakkoさんに託され育っていたおもい。愛。
たくさんの深い気づきを制作期間中わたしも彼女の姿から幾度となくうけとりました。


上:最初のストーリー決めの「交通整理」はお話の流れを絵本の展開に落とし込むアドバイスが中心になります。テーマはご自身の中から出てくるのを、初回セッションでしっかりとヒアリング。

下:絵本の見開きを想定したレイアウトの提案。


sakkoさんのアンケートのお答えです。

*****

Q.どのようなきっかけでえほん制作をしようと思い、依頼しましたか?

A.

絵本は小さい頃から好きで、コーチングをら学んでいたきっかけから絵本講師になりました。子供の頃から絵を描いたり物語を作ったりするのも好きでした。なのでいつか自分で絵本を作ってみたいという夢はずっと持っていました。

今回絵本を作る実際のきっかけとなったのは、仕事の関係で在籍することになったワーキングスペース専用のイベント的テレビ番組で、『夢は絵本を作ること、絵本を作ります!』と宣言してしまったこと❗️ 言ってしまったからにはやってみるしかない!しかも在籍期間が1月末までと限定的だったので、期限をそこに決めて動き出しました。

すると奇跡のような出会い‼️ 絵本講師仲間に誘われて行ったお話会で大川久乃さんに出会いました。絵本を作る段取りの仕方や大変さなどを具体的にお話してくださり、すごく共感しました。そしておはなしのね。をされているのを知りすぐに連絡を取りました。

Q.制作はどのような点が大変でしたか?

A.

1番大変だったのは目標を1月に決めたことで制作期間がとても短かったこと‼️ 文も絵も自分で仕上げたかったので、本当に時間がありませんでした。それでも描きたいテーマはすぐに決まり、物語もすらっと出来たように思います。今、自分が伝えたいことが物語のテーマになりました。絵本のページ数に合わせて最後のシーンから物語を刻んでいくこともやってみたりと、実際にはこんな風に作っていくんだなぁと。。

絵については、まず画材に悩みました。何ページまでか色鉛筆で描き進めたんですが、イメージが湧かず、アクリルに変えて再度描いてみて、アクリルに決めました!

そして入稿直前にたまたま会うことになった友人に英訳を頼もうとこれもまた急な思い付きで、お願いしたところ快諾してもらうことが出来、何度もやり取りをして素敵な英訳もつけることが出来ました❣️

Q.完成してみて、いかがでしたか?

A.

我が家の次男の誕生日でもあり、今年最大の最良の日である1月6日に発行日を決めたところ、本当に6日に本が我が家に届きました。どーんと200冊❣️ 仕上がった本は色も本当に素敵で、夢のようです。

反省点としては、はじめてのことだったから、文章が入る部分を想定した絵になっていなかったこと、、、それで文が絵にかかってちょっと読みにくい部分が多いなぁーと。それもまた自分には失敗も含めて愛しい部分でもありますが。

200冊に決めたのも先に話したワーキングスペースでのアドバイスからでした。『思いを込めた本で、それを伝えたいなら有り金叩いてでもたくさん刷るべき』『本は腐らない』『いろんな方法で楽しみながら伝えればいい』のアドバイスから私にしては大冒険になりましたが。。記念すべき私の第1作目の本だから、ゆっくり時間をかけて、私の想いをつたえていけるよう、絵本講師としてお話会をしたり、イベントをしたり、友人や仲間の助けを借りながら絵本を読んで、共感してもらえる人の手元にとどいていけば嬉しいです。



上下:ページ構成が決まったら具体的なラフスケッチに入る前にすべてを視覚化して提案します。

sakkoさんがアンケートで書いてくださったように、画材と絵本の絵、画面としての捉え方は最後まで難しい部分かもしれないです。制作に入る前にお伝えしているつもりでも、ご自分で一冊仕上げてこそ「そういうことか」と腑に落ちたり。それも大事なことですね!

「おはなしのね。」伴走の中で、絵描きじゃないわたしだからこそ一緒に悩んだり「難しいね」と試行錯誤、気づけることがあると思っています。気になる方はよかったらぜひご一緒に絵本作りしましょう~。


最後になりましたがお知らせです。

絵本の完成をお祝いしてイベントが開催されるとのこと! 
作者sakkoさんは京都からはるばる。お招きいただきわたしももちろん両日参加の予定です。どなたでも参加歓迎で、お子様連れもOKだそう。ご関心のある方ぜひご予約くださいね。


【『おもいはめぐる』絵本作家 sakko さんとお話し会 in 銀座】

まなびぃ 新春企画『おもいはめぐる』絵本作者 sakko さんとお話し会
『まなびたい女子が集うオンラインサロン まなびぃ』主催

ゲスト

絵本童話作家 大川久乃氏
EQ絵本講師®︎ 葛宮恵氏

日時:
①2023 年1月27日 金曜日18-20時
②2023年1月28日 土曜日13-15時

会場:
銀座(お申込み完了後にご案内します。)

参加費:
お一人様 3,000円
(『おもいはめぐる』の絵本1冊1,500円相当付き。ご希望の方は作者sakkoさんの直筆サインもお願い出来ます。)

*お子様連れの方は参加者お1人様につきお子様1人まで無料。お二人お連れの場合は1,000円追加。

ご予約はこちらのフォームから↓

『おもいはめぐる』出版記念          お話会参加お申込みフォーム

この度は 『おもいはめぐる』作者 sakko さんのお話会にご興味をお持ち下さり、ありがとうございます。 このフォームより『おもいはめぐる』作者sakkoさんと絵本作家さん達とのお話会にお申込み頂けます。 日時:①1月27日(金)18時~20時 (120分) ②1月28日(土)13時~15時 (120分) 開催場所:銀座1丁目付近 銀座一丁目駅より徒歩1分、東京駅から徒歩15分(お申込み完了後に詳しいご案内をお届けします。) 当日のゲスト: 『おもいはめぐる』作者 sakkoさん 絵本童話作家 大川久乃氏 EQ絵本作家® 葛宮恵氏 当日のプログラム(予定): 開会 ご挨拶 sakkoさんによる 『おもいはめぐる』読み聞かせ sakkoさんと絵本作家さん (大川久乃氏、葛宮恵氏)のトーク 英語での『おもいはめぐる』読み聞かせ 参加者の皆さんと『おもいはめぐる』についてのトークセッション、質問タイム sakkoさんによる『おもいはめぐる』読み聞かせ 閉会 参加会費:お一人様 3,000円 (お子様連れの方はお一人様につき1名まで可。お子様は5歳以下の方に限ります。会場にてお守り頂きたい事項があります。事前にご連絡要) 参加会費には1500円相当の『おもいはめぐる」の絵本1冊付き。ご希望の方には当日作者sakkoさんからサインを頂けます。   定員: 各回先着13名さま 下記のフォームに必要事項をご記入の上、お申込みください。 追ってお振込み先についてお知らせいたします。 お振込みの確認後に当日の会場のご案内をいたします。 お振込み完了まではお申込みは「仮」となりますので、ご了承ください。 それでは当日、皆様とsakkoさんの絵本の世界をご一緒するのを 心より楽しみにお待ちしております。 『おもいはめぐる』出版記念お話会開催スタッフ まなびたい女子が集うオンラインサロンまなびぃ

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sakkoさん、ありがとうございました! 今後も応援しています。

ほんとね。

絵本童話作家・詩人の大川久乃による website「ほんとね。」です