おはなしのね。制作実例
この夏、またこのせかいでたった一冊のたいせつなひとにささげるえほんが誕生しました!
作・絵を手がけた聖子さんはMina Watoto(みなわとと)を主催されるとっても素敵で大切な友人。許可を頂けたので制作実例としてもご紹介します。
『あたし まよ』は6歳の誕生日を迎えた娘さんにささげられました。
今回の制作は…直筆の作画制作と、家族親戚に配れるように複数冊印刷したい希望がありました。
印刷会社の上製本仕上げ、手製本仕上げも充分に検討しつつ、ひとまず手ごろなしまうまプリントのフォトブックを活用。以前いっしょにえほんを作った「Mさん一家」の皆さんとのケースでも利用させてもらいましたが、やはりとてもいい仕上がりになっています。
全ページの絵を手がけての制作によりそうのははじめてのケースだったのでとてもよい学びになりました。わたしは絵描きではないので、そもそもの画材選びからアドバイスできるほどの知識や経験が不足していることも判明💦
それでも、表現者として妥協せず、かといって思い詰めるでもない聖子さん。プロセスを楽しみプロセスを信頼をしつづけることのできる彼女との制作は気づきが多くもたらされる豊かな時間に。(そこらへんのことはまた別記事に書こうかな)
0~6歳のあいだ通った保育園の日記や記録をふりかえりながら”原稿のたまご”を書いた聖子さん。詩的で、リズミカルで、まよちゃんそのものがそこにあるようで基本的にはそのまま絵本になると感じる内容でした。
ほんの少しの修正とページの構成を提案すると…「あ、絵本になりそう」「(画が)見える!」という手ごたえのような予感のようなもの。ぼんやりと本としての景色がたちあがってくるのは絵本を作っているなかでもとてもうれしい瞬間。それが相手(今回では聖子さん。お仕事では編集者さんとか)にも「どうやら見えた」「伝わった」というときの安堵と喜び。
作画は聖子さん自身が水彩、色鉛筆、クレヨンなどで。娘さんの絵もコラージュで使われていてすてきな共作になっています。
これを一枚の画像にするためにスキャンしてデータ化。テキストを入れ込んでさらにデータ化してしまうまプリントの作成画面で作業という手順です。(こういった作業は得意不得意があると思います。相談に乗ります)
ほんとうにほんとうにすばらしいオリジナルで完成度の高い一冊が完成しています。聖子さん、まよちゃん、ほんとうにおめでとう!
最後に。RさんやMさんにもお答えいただいた質問に聖子さんにも答えてもらいました!
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Q.どのようなきっかけでえほん制作をしようと思い、依頼しましたか?
A.
0歳から6年間、保育園に通っていた娘が次のステージにいくときに、もう一度生まれてきた娘を想い、娘と向き合いたいなと思って、絵本の制作を決めました。
Q.制作はどのような点が大変でしたか?
A.
大変な気持ちより、作っている最中、喜びの方が大きかったです。ただ、構成や言葉の面で、1人では難しいところがあったので、久乃さんがいてくれてとても心強く安心して作れました。
Q.完成してみて、いかがでしたか?
A.
嬉しいなあ。愛しいなあ。娘の存在自体がますます愛しくなり、私が娘ともう一度出逢い直した感覚もあり、とても温かく嬉しい気持ちです。読む度に発見や感じることがあって、絵本という媒体の味わい深さを感じています。
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ご利用検討される方はぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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