絵本『どっさり おやさい』出版と原画展のお知らせ
10年ぶりの年少版、そして久美さんのことの「ほんとね。」
わたしにとって「こどものとも」年少版での刊行は
10年前『キャベツのくすくす』で絵本作家デビューをさせていただいて以来。
実は「畑モノ」はいくつか企画が進行していたりして
わたしにとって、絵本と畑は切っても切れないなぁと感じつつも
このタイミングで9年目となる体験農園の実感をもとに書いたこの作品が
まず発表することになったこと、ふしぎかつ自然な縁を感じています。
いろいろあって、日の目を見るまでに6年近くかかりました。
でも、そんななか、今回組ませていただいた画家の山本久美子さんは
15年くらい親交をもたせていただいていて
わたしにとって、はじめて身近な存在となった先輩絵本作家さんでした。
当時使用していたmixi(なつかし!)で
「ちゃあさんの熱い思いは必ず子どもたちに届きます」と”保証”してくださった方。
久美さんは忘れているかもしれないけれど、
その”熱い想い”とはうらはらに自分の実力には不足感しか感じられていなかった時期
ほんとうにほんとうに嬉しくて心のポケットにお守りのように
ずっと大事にしていた言葉でした。
久美さんにとっても、絵本作家を志したのは
「こどものとも」がひとつのきっかけだったと聞いています。
ご縁あって、こうして一緒に「こどものとも」でお仕事ができたこと
ほんとうにほんとうに、感慨深いです。
制作に久美さんが加わって迎えた夏は今年が3巡目。
この間、直接やりとりできる画家さんと、時に励まし合い一緒に畑に取材にいったり、
まさに夢見ていた仕事のあり方がそこにはあって、
ひとつひとつのプロセスもじわじわと嬉しくありがたいものでした。
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