絵本『じゃりじゃりあくしゅ』出版のお知らせ

こんにちは。

今日は新しい絵本刊行のお知らせができること、とてもうれしいです。

タイトルは、『じゃりじゃりあくしゅ』

付録の「作者の言葉」に書きましたが、娘の通う幼児園で

お迎えのときに先生がお話しして下さる様子からアイデアを頂いたお話しです。


たんくんに続き、ちいさなかがくのともから出すことができました。

絵は、福知伸夫さん。

我が家では福知さん作の絵本『ぱかぱか』や『もりのなかから』が

こどもたちもだいすきで、よく親しんで読んできた大活躍の作家さんです。

園の様子が着想のきっかけになったこともあり

娘やおともだちたちにも、絵のモデルになってもらうべく

写真を撮らせてもらったりしてたくさん協力してもらいました。


福知さんはいろいろなスタイルの絵を描かれる方ですが

今回はまた、とびきりあたたかく、かつ力強い絵を描いて頂き

とても嬉しく思っています。

娘たちの「今」をこのようなかたちで刻めたことも感激でした。

ありがとうございました。


前出の、「作者の言葉」は「せかいとわたしのこんにちは」という題。

”感触は思考とはまた違った印象を残すことがある”とか

”感情が未分化のままに、触感を通して「肌感覚で」対象と出逢う”とか

”オノマトペという言葉が与えられることでわかちあうよろこびがひろがる”とか


とてもタイムリーに大切なこととしてわたし自身が育んでいる

テーマというか、関心事そのものだったりして

やや想いが溢れた文章になっています。


また、娘の、この「行事ゼロ」の幼児園も今春には卒園で

いろいろとふりかえりが始まっている日々。

なんにもない日常がどれだけ偉大かということも実感中で、

よけいに熱くなってるかもしれません。


同冊子掲載のリレーエッセイ「わたしのセンスオブワンダー」は

今号、山本久美子さんが寄稿。『どっさりおやさい』の画家さんです!


本誌とあわせてどうぞすみずみまでお楽しみいただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。



ほんとね。

絵本童話作家・詩人の大川久乃による website「ほんとね。」です