幕開け屋 ふたつのまくあけ

こんにちは!

新刊絵本『あわあわふわふわ! くまのたんくん』
お手に取って下さった方ありがとうございます。

川崎由紀さん原画展(ブックハウスカフェ)はいよいよ2/21最終日を迎え
先週末にはギャラリーこまどり より、
たんくんの原画に囲まれて読み聞かせとトークをお届けしました。
インスタにアーカイブも残っているのでぜひご覧になってください


そんなこんなでいよいよ来週には3月!

イベント「ま く あ け~くまのたんくんと絵本たち展」が始まります。

ま く あ け~くまのたんくんと絵本たち展
2023.3.1㈬~26㈰
サニーデイズキッチン(→instagram)

03-6324-7572 練馬区南大泉6-15-11

㈪㈫休/11時〜20時/交通公園北側
※メニューのご注文をお願いしますね

ギターのライブ、絵本の読み聞かせ、似顔絵会など

各種イベントも予定しているのでぜひサイトをご覧ください
また、店内では大川久乃著作&関連絵本をすべてご覧いただけるほか

『あわあわふわふわ! くまのたんくん』

『どっさりおやさい』

『ビーズのおともだち』

『おはなしごほん』

以上の、画家の方のサインもついたダブルサイン本を販売します!

(数に限りがあります!)


前述のギャラリートーク後半でも喋ったり、

少し前にnoteにも綴ったりしているのですが、
いろいろないろいろなながれのなかで、
わたしはわたしにずいぶんとくつろげるようになってきました。

作家としてだけでなく、母親としてや、そもそもひとりの人間として。

そこには、創作があり、心身がまずあって。

あらゆるできごとに意味があるとよくいいますが

つくづくそうだなと思う一方で

意味が言葉、なのだとしたら・・・
”あってもなくてもどっちでもいいな”と感じます。

いいもわるいもない経験が惜しみなく与えられる人生の中で
「すべてに意味があった」と感じるその体感が

恵みであり、感謝であり、生の喜びなんだと感じるからです。

たんくんの絵本制作は、編集部からいただいたお手紙から始まりました。

そして、「おあつらえむき」のくまのぬいぐるみがわがやにやってきて
洗ったり干したり遊んだり触ったりしながら文章を書きました。

最初にもらったお手紙は、わたしを号泣させ
作家としてまたやっていくおおきなちからをもらったのですが
なんだか考えてみれば、くまのぬいぐるみ たんくんを傍らに

幸せに作ったこの絵本のプロセスのなか迎えていた

作家デビュー10周年という時に

わたしはずいぶんと癒されたことに気づかされました。
『どっさりおやさい』が連れて行ってくれたご褒美のような景色が

何よりの節目だと享受していた2022年でしたが、

年が明けて、サニーデイズキッチンさんとのご縁から

あれよあれよとイベントを企画していくことになったとき
ならば、と、絵本はモチロンですが

自分自身のことばの、詩の、何かをしようと思いました。

そしてまた、たんくん片手に、思案しているときに

「くま、くま、くま、まく、まく、まくあけ」と浮かび
イベントのタイトルと

一編の詩がうまれてきました。

そのときに、大事な友人で音楽家の存在が身近にあったことは

ほんとうにおおきくて、最初に相談したり

詩を見てもらったのも彼女でした。

さてイベントはひと月弱ありますが、

3/11に企画する朗読会「まくあけ」は
まだ誕生していない詩集『まくあけ』を
まずは自分のこの声で発表します。
そのための詩作をいますすめているところです。

そしてそのあとにやってくる3/21春分の日に

詩集『まくあけ』を刊行しようと考えています。

朗読会の後にも、詩は生まれるかもしれません。

なので、この「まくあけ」というイベントは、

「まくあけ」の、まくあけなんです。

朗読会は詩集付で2,000円としていますが

詩集はそういうわけでまだ出来ていないので

後日郵送にてお届けさせていただきます。

朗読会やイベントにご来場が叶わない方にも、
詩集『まくあけ』はよろこんでお届けしますし(税・送料込1,000円)
イベント終了後に、ゆっくりと、また販売ルートなど
考えていこうと思っています。




ぜひ「まくあけ」のまくあけにお立会いいただけたらと願います。

いつもいつもややこしくて、まどろっこしい
そんなやりかたばかりのわたしですが
きっとこれが好きなんだと思います。


遠くから近くから、見守って下さっている方、
支えて下さっている方、
あらゆるご縁に、心から感謝しています。

わたしはこれをもって、
何かの「幕開け」にお呼びいただけたりしても楽しいなぁと思ってます。

まくあけ屋”です。ご入用の際はお声がけください。


ほんとね。

絵本童話作家・詩人の大川久乃による website「ほんとね。」です